【スタッフこぼれ話】新人です!
2011年4月 5日 11:53
みなさま、はじめまして。
4月1日から、こちらに49歳の新人として
事務局の運営のお手伝いをすることに
なりました。
大学を卒業してCM制作会社で26年働いて
来ました。これまでに出会った人たちの
人脈と26年間の知識と経験を受講生の
みなさまのお役に立つことができれば
と思っています。CMから昨年はそれ以外の
映像コンテンツの制作もどんどんと増えて
きているというのが実感です。そのために
CMプランナー講座を通じて考えること
そして編集の作業を通じて映像をコントロールし
それによって人の気持ちが動くことが
実現できますように。みなさんと一緒に
学びながらそんなことを共有していきたいと
思っています。ようやく春が感じられるように
なってきました。新宿御苑の桜が
咲き始めました。
復興に向けて、さあ一緒に始めましょう。
事務局 山下治城(やました・はるき)
【映像・広告】一年間の授業を終えて
2011年3月29日 17:09
東日本大震災の被害にあわれた方々にはお見舞いの言葉もありません。
必ずや復興を遂げられことを心から願っております。
私、KEN坊です。
映像テクノアカデミアは計画停電、交通網の乱れもあって、授業、イベント関連を
ずらしています。
その中で、3月26日(土)に映像・広告クリエイター科では講評会と修了式を行いました。
一年間の集大成である修了作品を制作するにあたって、生徒の皆さんは、企画から演出、撮影、編集と大奮闘。
企画から悲喜こもごもの様相。
相手の企画を蹴落とそうと必死。
これがいいんですね。
実は、これが一番勉強になる。隣に机を並べている仲間から企画をけちょんけちょんにけなされると頭にくる。講師から言われるよりもはるかに頭にくる。この悔しさをバネにして次の作品をめざす。この次には良い企画を出して見返してやる、と。
これがいいんですね。
講評会においては、誰もが優秀賞をめざし賞品獲得をめざす。
ライバルを意識しながら点数を競う。これが不思議なことに賞品欲しさに自分の作品に高い点数をつけることなくライバルの良い作品を選んで点数をつける。
自分の作品と比較することで映像を見る眼力が身につく。
これがいいんですね。
この眼力が良い作品作りにつながり、良い作品と出会う。
そして、発信力がつく。
共同作業である映像作りにおいて、この発信力がものをいう。
こんなことを考えながら講評会でしゃべっていたKEN坊でした。
講評会風景
【映像・広告】卒業生2名、大先輩クリエイターと特番に出演!
2011年1月28日 12:10
「田子の浦ゆ・・・」ではなく「新宿御苑前なう・・・」の赤人です。
先日、東北新社のCS局
「ヒストリーチャンネル」(http://www.historychannel.co.jp/rec/)
「ファミリー劇場」(http://www.fami-geki.com/)
の共同制作の特別番組『ACC CMフェスティバル 時代と共に歩んだ CM50年の軌跡』が、同社等々力スタジオで収録されました。CMは時代を映す鏡と言われて久しいですが、1953年の8月28日の日本テレビ放送網が商業放送を開始。日本で最初に流れたCM「精工舎時報CM30秒」から2010年度 第50回ACC CMフェスティバル、グランプリ作品「梅の花」に到るまでの50年のCM史を作品とその時代背景を解説しながら、座談会形式で展開する広告業界人や広告業界を目指す人は勿論、一般の茶の間方々にも話題髣髴、興味津々のACC(全日本シーエム放送連盟)の50年記念番組です。
注:「全日本シーエム放送連盟」(http://www.acc-cm.or.jp/)とは社団法人 全日本シーエム放送連盟(All Japan Radio & Television Commercial Confederation 通称 ACC)は、CM関係事業者の共通認識の醸成と表現の質的向上を図りながら、視聴者の視点に立ったCMのあるべき姿を追求し、社会的・文化的貢献を目指して活動している、非営利の社団法人で、広告主、広告会社、制作会社、放送会社等から構成されています。
出演者は、司会にオグルビー・アンド・メイザー・ジャパン、取締役名誉会長/クリエイティブディレクターの小田桐昭氏。タグボート代表、クリエイティブディレクター/CMプランナーの岡康道氏。そして、映像テクノアカデミア、CMプランナー実践クラスを卒業して、現在太陽企画、CMディレクター/CMプランナーの山部修平くんと同クラスを卒業して、博報堂プロダクツCMプランナーの秋山貴広くんの4名。
山部くんは、在学中2005年度ACC学生CMコンクールでCM部門の大賞を受賞。秋山くんは、翌年の2006年度の同CM大賞受賞。このことから今回の出演者に選ばれた模様。当校の映像・広告クリエイター科用務員としての私は、それぞれ立派な制作会社の若手クリエイターとして育っていても、収録前の本読みで、2人の大先輩の前でガチガチになっている両君を見ると、カメラ前であがってしまい発言出来なくなるのではないか。また授業で習得した広告の知識を忘れてしまってはいないか。特に授業を思い出し、我が師である杉山登志さんの作品群に適切なコメントを述べられるだろうか、とか。とか、とか・・・。
収録は、司会小田桐氏より年代を追ってその時代時代のエポックと作品背景が語られ、岡氏のクリエイティブなコメントが重ねられる。まだ生まれていない時代のCMから、幼少期、茶の間で見ていた感想を語る両君。在学中は"クラス一のツッコミ"の山部くん、"巨匠"と言う仇名の秋山くん、時として発言どころを間違えるNGを頻発するも、両大先輩の巧アシストで、進行していきました。
小田桐氏はACCのグランプリ最多受賞者であること、既に多くの先輩クリエイターの築いた山があり、その他山を敢て登らず、自ら山を築いたと語る岡氏のコメント等々。ザックリとした広告史が満載された座談会となりました。
また、事前に両君の現在の作品集をご覧いただいていたお2人の、後輩クリエイターへのやさしい眼差しや言動がとても印象的でした。
そうこうする内、4時間にもなる収録が無事終了。直後に感想を質したところ、秋山くんは「収録中、上がらなかったけど、何を話したか全然覚えていない」とのこと。「やっぱ秋山は"巨匠"だわ!」と山部くんと私が同時 に"ツッコミ"ました。
なお、特番『ACC CMフェスティバル 時代と共に歩んだ CM50年の軌跡』は、2月にON AIRの予定です。また事前にその予告編も当ホームページでも掲載いたします。お楽しみに!
【映像・広告】初詣
2011年1月11日 10:31
はじめまして。【映像・広告】映像編集のヒント
2010年12月27日 00:12
こんにちは。主に映像編集の仕事と、アカデミアでは映像編集クラス・専科を担当しているITといいます。
戦国時代、城を攻めるときの基本に、四方すべてを塞がずに一箇所逃げ道を作っておく、というのを聞いたことがあります。なぜなら逃げ道を塞がれた兵が死兵となって襲い掛かり、攻め手も甚大な損害を被るからです。
で、なぜ「城攻め」かというと、編集の仕事にも通じるところがあって、多くの人間が集まって映像を作っていくと様々な意見、アイディアが出るのですが、ある程度経験を積んでいくと「その手法は無いな」と思ってしまう場面があります。仕事である以上効率も求められるので、無いと分かっていることに時間をかけるのは馬鹿らしいし、100%否定したほうがいい、と思ってしまいますがここで「城攻め」理論。自分と正反対の意見を完全に潰そうとせず、少し耳を傾けることが大事です。なぜなら否定した相手が死兵となって襲い掛かってくる、ことはないと思いますが、そのアイディアを実際にやってみたら意外と良かった、ということもよくあるんです。
現在、映像編集クラス・専科ともに修了作品の企画の真っ最中です。完成したら当校HPで観れると思いますので見てください。