【お知らせ】卒業生 吹替翻訳作品『ROOTS/ルーツ』ヒストリーチャンネルで日本初放送決定!
2016年6月20日 15:05
【映像翻訳】イベント×イベント×イベント
2015年9月30日 18:13
皆様はシルバーウイークをどのように過ごされましたか?
映像翻訳科ではSWを挟んでイベントが目白押しでした。
9/19(土)は私、鈴木がアカデミアで字幕翻訳体験を行いました。
翌日9/20(日)は名古屋へ行き、名古屋での初の字幕翻訳体験「字幕翻訳体験@名古屋」を実施いたしました。
急な開催だったため、「字幕翻訳体験@大阪」の時ほどの人数の方は参加されませんでしたが、申し込んでくれた方のほとんどが来てくださり、とても活気のある字幕翻訳体験授業になりました。愛知県外からも参加してくださった方もいらっしゃいました。
参加された方の感想
・地理的問題で今まで参加ができなかったので、今回 名古屋で参加でき、とても嬉しかったです。
・翻訳には様々なルールがあること、文字で考えていた時と映像に載せた時では、思いのほか印象が違うことを実感できました。
・実際に使っているソフト見ることができ、プロの翻訳家に直接指導していただけて、参加してよかったです。またイベントがあったら参加したいです。
・文字数の制限があるなど知らなかった翻訳業界の「いろは」が分かり、とても面白かったです。洋画を見ていても、英語が同じでも、字幕では違っていたり、シンプルにまとめられていた理由が分かりました。
9/26(土)は映像翻訳科と声優・俳優科の「コラボ授業」試写会&講評会がありました。
16:00からの6チームの作品の試写会では、笑いも起こる和やかな雰囲気でしたが、その後の講評会ではがらっと変わり、皆さん、担当してくださった映像翻訳科や声優・俳優科の講師の方、吹替ディレクターの佐藤講師からのコメントを真剣な面持ちで聞いていました。
参加した映像翻訳科の学生の感想
・1つの作品を最初から最後まで翻訳するのが初めてだったので、非常に勉強になった。
・通常の授業で、プロの声優さんに読んでもらった時も感動しましたが、それとは別の感動がありました。
・声優の方と一緒に作品を作り上げるという初めての体験ができて、本当に受講してよかったです。
・佐藤先生(吹替のディレクター)の仕事が見られて本当に感動しました。
・グループのメンバーに恵まれて、お互いコメントし合う時にも、遠慮なく意見交換ができました。
・台本が出来上がってから完成品が出来上がるまで、多くの人が良い作品に仕上げるために、様々な努力をしていることがよく分かった。
次の日曜日9/27は翻訳室の川又講師による「吹替体験」。皆さんが翻訳した吹替原稿を声優・俳優科の上級生に、実際にアフレコをしてもらいました。「文字で書いたセリフに、息が吹き込まれるとこんなに変わって聞こえるんだ」と参加された皆さん、驚いていました。
参加された方の感想
・字幕との違いに驚きました。
・字幕以上に作業が多く(ト書きを書く、ブレスを入れるなど)驚きました。尺合わせに苦労しました。
・実際に声優の方々に自分が翻訳したものを演技していただき、大変貴重な体験となりました。
・目の前で声優さんの演技が見られて感動しました。
映像テクノアカデミア 映像翻訳科 まだまだイベントが続きます。
10/4(日)はハリウッドのメジャー作品を多く手がけられている林完治先生による「字幕翻訳体験授業」。授業の後は当校の卒業生で、「ゴシップ・ガール」や「ビックバン☆セオリー」などの人気ドラマシリーズを翻訳している櫻田美樹さんとの「茶話会(お茶を飲みながら、ざっくばらんにお話をする会)」。卒業生の生の声が聞けます。
10/10(土)は再び私、鈴木の「字幕体験」。林先生の授業を受けた方も大歓迎。教材が違うので、ぜひどうぞ。
翌10/11(日)は「編入試験」。他校で勉強された経験があり、「基礎クラス」や「研修クラス」からスタートしたいと考えている人は、この編入試験に申し込んでください。
皆様にお会いできることを楽しみにしています。
最後に9/28(月)の夜に新宿で見た「スーパームーン」をプレゼント!
映像翻訳科 鈴木 吉昭
【映像翻訳】初開催!字幕翻訳体験@大阪
2015年7月 8日 11:22
用意した会場がほぼ満員という大盛況のうちに、7月5日(日)行われた「字幕翻訳体験@大阪」のイベントは終了いたしました。大阪だけでなく京都や兵庫はもちろん、滋賀、和歌山、岡山や香川から参加してくださいました。皆さん、お疲れさまでした。参加してくださって本当にありがとうございます。イベントは3部構成で行われました。
最初は津田事務局長による「業界の説明」「制作会社について」「東北新社について」「映像翻訳の種類」「翻訳の仕事の流れ」など盛り沢山な内容。初めて聞く話も多かったようで、皆さん食らいつくように話に集中していました。
それに続き、鈴木による字幕体験。
「今日守ってほしい基本的ルールの説明」「ストーリーの説明」「演習」「解説」という流れ。
演習は皆さん 結構早くできているので驚きました。1ハコごと、参加された方を指して、自分の翻訳を発表してもらいました。
そのセリフをSST-G1(字幕作成ソフト)に打ち込み、映像に載せるとどう見えるのかを示し、25カット分のセリフ全部を埋めました。
参加者全員で作ったそのシーンを何度か見てもらってから、個々のポイントを解説しました。自分の翻訳をみんなの前で言うのは少し恥ずかしかったかもしれませんが、指された方、全員、大きな声で答えてくださってありがとうございます。皆さんのお蔭で、とてもいい授業ができました。ご協力に感謝いたします。
最後は、映像翻訳科教務担当の原による「どんな勉強をしたら翻訳者になれるか」「映像テクノアカデミアのカリキュラムの説明」「トライアル試験について」など。
13:30から、ぶっ続けで、皆さん飽和状態だったと思いますが、最後まで真剣に聞いてくれました。
そして、質疑応答。いろいろな質問が出ました。
「映像翻訳料」についての質問が出たところは、やはり皆さん、これから真剣に授業料や勉強時間を投資することを、シビアに考えられているからでしょうか。
参加された方の感想を少し紹介いたします。
・制作会社について初めて詳しく聞くことができ、大変有意義な時間でした。また、仕事の需要状況等も知ることができ、今後の参考になりました。
・初めて字幕体験を受けることができて、よい刺激になりました。
・今日の講座を受けて、映像翻訳者にすごく興味が湧きました。合作で完成したときは、すごく嬉しかったです。
・時間をかけて学べる他、何より映像配給に強い東北新社がバックにあるのが強みだと思いました。
・大学の授業で翻訳をやったことはあったのですが、本格的にやったのは初めてだったので、難しいと思いましたが、とてもやりがいがあって楽しかったです。もっと翻訳をやってみたいと思いました。
・字幕翻訳は初めてでしたが、楽しくできました。東北新社と映像テクノアカデミアはずっと気になっていたので、今回参加させていただけてうれしく思います。ありがとうございました。
・字幕翻訳体験授業がとても面白かったです。先生が話されていたように、生徒全員で授業を成立させる意義を実感しました。映像翻訳業界のリアルな事情を知ることができて、とても興味が深まりました。
・英語を使う仕事として翻訳の仕事に興味を持ち、参加させて頂きました。限られた字数の中で最適な訳をつけるという難しさを知ると同時に、非常に楽しく取り組ませて頂きました。大阪に学校がないというのが残念ではありますが、仕事には興味があるので、今後も引き続き入学を検討したいと思います。ありがとうございました。
・楽しかったです。やはり映像翻訳者になりたいと改めて思いました。強みを見つけて、これからも勉強頑張りたいです。林完治さんや松浦美奈さんの対談聞きたいです!
・本日は大阪までお越し頂き、ありがとうございました。大阪で字幕翻訳体験のイベントに参加できたお蔭で、より翻訳のお仕事に興味を持ち、勉強していきたいと思いました。東京へ行く可能性が高くなりました。
参加された皆さん、たくさんの感想を寄せていただき、ありがとうございます。
映像テクノアカデミア、さらに皆さんの信頼に応えられるよう、これからも精進していきたいと思います。
映像翻訳科 鈴木
【映像翻訳】大阪で初開催!字幕翻訳体験イベント
2015年5月25日 10:57
関西在住の皆さま、お待たせいたしました!【映像翻訳】2月も終わろうとしていますが...
2015年2月26日 11:19
2015年になったと思ったら、早いものでもう2月も終わろうとしています。
そこで去年2014年で鈴木がうれしかったことをひとつご報告。
ある午後、映像テクノアカデミアに電話がかかってきました。ドキュメンタリー作品のプロデューサーの方が、制作が終了した作品に英文字幕をつけたい、しかし、お金がないので、ボランティアで、という内容でした。
専科の学生に情報を伝えると、ある学生が手を挙げたのです。
私は他の仕事で忙しく、最初の打ち合わせぐらいしか顔を出せなくて、作業はその学生に任せっきりでした。
しかし仕事ってどう転ぶか分からないものです。なんとその作品が、東京国際映画祭で上映されることになったのです。英文字幕の翻訳デビューが何と劇場上演作品!?
私も招待を受け、東京国際映画祭に観にいきました。
上映前の舞台挨拶での彼女の堂々とした対応ぶりには親のように喜び、クレジットに載っている彼女の名を見ては胸を熱くしました。
下の写真は、上映前の舞台挨拶の模様です。マイクを持っているのが
翻訳をした白神 愛紀子さん。
こちら作品「抱擁」のフライヤー。今年の夏に一般公開の予定です。
なんと彼女は監督たちと共にハリウッド俳優の歩くレッドカーペットも歩いたそうです。She deserves it!本当に頑張っていたので。
話は変わりますが、学校にとって一番忙しいのはopening とclosing の季節です。ちょうど今、来年度のカリキュラムについても、あれこれ考えているところです。
一度、アカデミアに来たことのある方はよくご存じだと思いますが、ここの建物は古いです。ですが耐震の検査は合格している強いビルです。
学校が開校して今年の4月で20周年なのですが、ここが学校になる前から、このビルはいろいろな会社や部署で使われていました。(外画制作事業部が使用していたこともあります)
私が学生として通っていたころから外観は変わりませんが、内部はいろいろ変わっています。トイレは全てウォシュレットになりましたし、エレベーターも今年の夏には新しくなる予定です。
でも一番大きく変わったのは授業内容です。
私がアカデミアへ異動してきた5年ほど経ちますが、その間に、
「現在、現場で求められている翻訳者の育成」に大きくシフトしました。
だから私は声を大にして言いたい。
古いけど新しい!
正に老舗のあるべき姿!
新宿の重要文化財的なこの建物の中で、日々行われている実践に則した授業。興味のある方は、ぜひ遊びに来てください。体験入学・授業見学・ミニガイダンス、いろいろ催しております。
映像翻訳科 鈴木 吉昭