映像テクノアカデミア

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【スタッフこぼれ話】「ニッポンのジレンマと新しい働き方」

2014年10月 1日 10:15

 

「ニッポンのジレンマと新しい働き方」

 

新世代が解く「ニッポンのジレンマ」という番組を知っていますか?

http://www.nhk.or.jp/jirenma/nippon no jirennma   logo_top.gif

 

NHKEテレで毎月末の土曜日の深夜に放送されている番組です。

僕は、この番組のファンで毎回見ているのですが、

これは1970年代以降生まれの人しか出演できないという制約のある番組。司会をNHKの青井実アナウンサーと古市憲寿さんがやっています。

それ以外はテーマに応じて、毎回そのジャンルの若者たちが

出演しているというものです。

 

そもそも「朝まで生テレビ」の若者版で、

「朝まで生テレビ」みたいに、すぐに罵り合いになるような

番組にはしない!という意図で始まったものらしいのです。

制作会社はテレビマンユニオン。

余談ですが「サラメシ」という僕がこれまた大好きな番組も

テレビマンユニオンが作っています。

http://www.nhk.or.jp/salameshi/

 

映画監督の是枝裕和さんや、西川美和監督も

テレビマンユニオンに所属しているんですよ。

 

この「ニッポンのジレンマ」で9月に放送された番組のテーマが、

「今そこにある 無業社会」というもの。

 

http://www.nhk.or.jp/jirenma/20140928.html

 

いまニッポンで仕事がなく困っている若者たちがたくさんいるらしい。

なぜこんなことが起きているのか?

世間では「人材不足」「人材不足」と騒いでいるのに、

これってどういうことですか?

と思われる人も多いのではないでしょうか?

でも、これはある種リアルな現実なんだということが、

この番組を見ているととてもストレートに伝わってくるのです。

いったん仕事を離れたりして、

ドロップアウトしてしまった感覚を持った若者たちは、

これからどのようにしていけばわからないという状態になり、

気軽に外に出て行くことができなくなり、にっちもさっちも動くことができない状態になってしまうのです。

 

その若者たちをフォローし自立してもらうための

新たなチャンスを与えるのは、一体誰なんでしょう?

まずは、番組に登場していた古賀 和香子さんのような

社会福祉士の人たちが思い浮かびますね。

また、同じくこの番組に登場していた

伊藤洋志さんの活動などもそうした

自立を後押しするものではないでしょうか?

 

伊藤さんの活動は

 

http://nariwai.org/member

 

からご覧いただけます。

 

 

これを見ていて、実は、これは教育事業もやっていることなのでは?

と感じたのです。

 

若者たちがもう一度やる気を出して何かを初めてみようと思う。

学校などの「学びの場」には、そういうところがあると思うんです。

何かを変えたい!とかもう一度チャレンジしたい!

と思うきっかけとして学校にやってくる人がここに集まります。

そこで、周りを見ると同じような志を持つ人たちが、こんなにいるんだということに気づくのです。それで、一念発起して新たな挑戦を始める人は、僕たちが傍から見ていて「かっこいいなあ!」と思うのです。

 

映像テクノアカデミアにもそうした「何かを始めよう」とする人たちが

たくさん来ています。始める時期は人それぞれです。

が、みんなが、自分の個性を活かした「なにか」を始めてみたい

という熱気に満ち溢れているのです。

そんな人たちの姿を見ていると事務局にいる僕たちも

精一杯フォローしてあげなきゃと思うようになるんですね。

特に就職について。

僕たちをそういった気持ちにさせているのは、

じつは、映像テクノアカデミアにやってくる受講生たちなんです。

 

この番組を見て、なんかそんなことを思いました。

もうすぐ、新しい働き方が

もっともっと拡がっていく時代になるでしょう。

1日数時間だけ働く人、週3日しか働かない人や、

何社かを掛け持ちして働く人、

そして、すべての世代や階級を超えて連携しながら

働くことができる時代になるのでは?

そんな時代を楽しむのは簡単です。

 

「まず、なにかをやってみるということ」

 

それにつきるのでは?

 

金木犀の香りがする季節になると、

なぜか「勉強をするぞおおお!」と意気込んだ!

学生の頃の自分を思い出します。(気合だけでしたけどね。)

そんな時期に新たな体験にトライしてみませんか?

そこに集まる人たちと一緒に何かを始めてみませんか?

そうすれば「無業社会」などはこわくないでしょう。

みんなが始めると、そもそも「無業社会」なんてものはなくなるかも!

ですね。(山下治城)無業社会.jpg

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