【映像翻訳】セミナーで外に飛び出す!
2011年10月 6日 16:28
金木犀の香りが街中にあふれ、日ごとに秋めいてきている10月。その初日に、かねてより宣伝しておりましたescalaとのコラボレーションイベント「"5年後の私"について考える ハッピーバランスのために今できること」を、開催しました。場所はこの日10月1日より社名が新しくなった毎日コミュニケーションズ改めマイナビ セミナールーム。新宿の映像テクノアカデミアとはまた違った会場での開催です。
そもそもescalaとは、働く女性のための会員制マガジン。読者の多くは20代の事務系OLさんです。
紙上での特集を何度か、読者限定の学校説明会も何度も開催してきましたが、今回のような企画は初めてです。参加者は60名強。
心理学を専攻し研究された藤沢講師のサイクルとは、今ブームにもなっているマヤ歴。つまり13サイクルで物事を考えるのです。13年ごとに人生のステージを分け、そのステージごとの使命があるのです。escala読者で参加者の多くが位置する13歳~26歳は「アイデンティティ」のステージであり、自分が何をしたいのか、見極め実践していく時代なのです。
この説明の前の簡単なアンケートでも、「"5年後の私"に関して真剣に悩んでいる」と手を挙げた人が会場の大半でした。時代的なこともあるのかもしれません。皆さん真剣で、受け答えもハキハキしており、私たちスタッフも第二部にむけて気が引き締まりました。
藤沢講師はそんなみなさんの体をまずリラックスさせ、参加者の心を開いてくださり、かなり場があったまりました。
そして第二部へ。アカデミアの講師であり、翻訳者の尾形由美講師による体験授業。
尾形講師もずっとOLをされており、働きながら映像テクノアカデミアの1期生として入学。東北新社の翻訳室を経て現在はフリーとして活躍されています。
今回はラブコメディーのワンシーンから3カットの字幕を訳してもらいます。会場中央のスクリーンには字幕制作ソフトSSTを映し出し、何度か前後の映像を流しながら、考えてもらいました。該当部分の素訳でのフォローはあったものの、こちらが思っているよりみなさんさくさくと翻訳が進んでいる様子。講師が歩いて見て回りきらないうちに、ほぼ全員の方が訳し終わっていました。みなさん優秀でびっくり!
その場で字幕を入力すれば、即座に自分の字幕が映像にのって見ることができるのがSSTの最大の強み。それを生かして、5名ほどの参加者の字幕を全員で見ながら講師の解説。ここでもみなさんかなり優秀。英語の情報の何を残し、何を削るか。なかなかのセンス!
最後に尾形講師のプロのエッセンスが入った字幕を披露しつつ、セミナー終了となりました。
自分の将来に迷い、なにか好きなことからはじめてみよう!と考えている参加者のみなさんに、"映像翻訳"をいう仕事が少しでも身近になり、選択肢の一つとなっていただければと思います。
今回のように、映像翻訳科は外にもどんどん飛び出していきます!みなさん、ついてきてくださいね。
(アーノルド)