【映像・広告】【編集クラス特別授業】オムニバス・ジャパン見学!
2016年6月10日 22:23
5月28日(土)、映像編集クラスでは特別授業として大手ポストプロダクションであるオムニバス・ジャパンの見学を行いました。
まずはカラー・グレーディング。
撮影した映像の色調整。受講生たちはグレーディングルームに入るのも初めてなことはもちろん、グレーディングの専門家(カラリスト)がいることを初めて知った人も多くいました。撮影素材の色を出していく過程を見せて頂き、グレーディング前と比較。まだ編集も習いたてで、色調整まで気を配れていないこともあり、色によって受ける印象が変わるということを、実感を持って学ぶことができたと思います。続いてオンライン編集室。オートデスク社の「フレーム」を使用しての映像合成の実演を見せて頂きました。30秒のCMを仕上げるのに2週間はかかったというほどマスク抜きの作業が多い作品で、その作業量に驚かされました。中でもグリーンバックのない映像素材を1フレーム毎にマスクを切る作業や、合成する背景とのライティングの違いをなくすためにさらに細かくマスクを切って、ライティングを合わせていく作業には、プロの仕事のレベルの高さを感じさせられました。
次はMAルーム。プロツールスを使用して音の調整をしていく過程を見せて頂きました。音楽やセリフ、ナレーション、SEなどの非常に細かい調整作業を見せて頂いたことは、今後の映像作りの参考になったと思います。また、実際に受講生によるナレーション録音も行い、貴重な体験になりました。
そして最後にオムニバス・ジャパンがCG制作で関わった映画作品のメイキングを試写室で見せて頂き、特別授業を終えました。「百聞は一見にしかず」といいますが、特に映像の勉強においては見ないと分からないことも多く、今回の特別授業での体験は非常に勉強になりました。受講生たちの今後の映像作品作りに役立ててもらえればと思っています。