【映像・広告】あけましておめでとうございます
2014年1月 8日 10:30
あけましておめでとうございます。あっという間に2013年が終わり、2014年になってしまいました。
今年の大河ドラマは黒田官兵衛。
秀吉に「わしが死んだら天下を取るのは官兵衛」と言わしめた不世出の軍師です。舞台も群雄割拠の戦国時代で歴史ファンにとって最も熱い時代であり、面白くなりそうです。
映像編集業界もまた群雄割拠の状態が続いています。といっても映像編集ソフトの話。CMオフライン編集は今、AVID社のメディアコンポーザー(AVID MC)、appleのファイナルカットプロ(FCP)、adobeのプレミア(Premiere)の三つ巴状態になりつつあります。
元々AVID MCの独占状態でしたが、FCPが登場してからは少しづつシェアを奪いはじめ、FCPバージョン7で一気にシェアを拡大したように思います。AVID MCをやめてFCPに入れ替えるポスプロも出てきたほどです。
高いシェアを維持してきたAVID MCもFCPの拡大の勢いに押されたのかどうかは分かりませんが、価格を下げ、FCPの操作感に寄せた機能が付くようになりました。
このままFCPの時代がくるのかと思っていた矢先にバージョン7の後継のバージョンXが登場しました。
ところがこのバージョンXがインターフェースなどをがらりと変えてしまったため、機能的には優れているのでしょうがプロのFCP既存ユーザーからは受け入れられず、先行きが不透明になってしまいました。FCPユーザーは今後どうすればいいのか?そこでFCPに代わる選択肢としてPremiereが出てきたのです。
Premiereは映像業界で必要不可欠なフォトショップやイラストレーター、アフターエフェクトと同じadobe製品で、互換性も良く、一度は使ったことがあるという人も多くいます。操作感もFCPに似ているように思います。実際に仕事で使用したこともありますが、使い勝手もよくFCP、AVID MCと比べても遜色ありません。
ただ、CM業界にはプレミアのエディターがあまりいないので。CM編集でプレミアを使うようになるまでにはもう少し時間がかかるかもしれません。
今後のCMオフライン編集はAVID MCの独占状態にもどるのか、FCPの次のバージョンが既存ユーザーにも受け入れられるようなものになるのか、Premiereのシェアが広がっていくのか非常に気になる所ですが、当面は状況に応じてそれぞれのソフトを使い分けていくことになりそうです。
それはともかく、今年の大河ドラマは面白そうです。一つの山場と思われる「中国大返し」は陸路で行った、海路を使ったなど諸説あるようで、今回はどのように描かれるのか楽しみです。