【スタッフこぼれ話】洋画みるなら字幕より吹き替え?!
2012年1月17日 15:05
昨日の朝日新聞の文化面に、洋画から字幕が減り、吹き替え版の占有率が増えているという記事がありました。衛星放送でも映画館でもこの現象が起こっているようです。
要因としては、高齢層が字幕を読みにくなった、吹き替え版は作業をしつつの「ながら視聴」ができる。
また、洋画の作品自体も家族向けアニメ作品や3Dが増加したためとあります。
東北新社では字幕版も吹き替え版も制作しておりますが、やはり吹き替え版の仕事増を肌で感じます。
劇場公開大作は必ず吹き替え版が制作されますし、いまや字幕版だけのDVDも珍しいものとなっています。
最近の邦画の盛り返しにより、同じ条件下で鑑賞するようになったともいえますね。
個人的には、テーマが複雑な法廷もの、サスペンスもの、そしてやはり3Dは吹き替え版でみますね。セリフの情報量が多いので、作品の理解も深まります。あとはやはり魅力的な声優さんの出演作は、吹き替えで見たいと思います。
みなさんはどちらでご覧になりますか?
アカデミアでも、映像翻訳科は、字幕も吹き替えも、ボイスオーバーも翻訳できないといけないといけない!と叱咤しカリキュラムを組んでいます。声優・俳優科は、増加する需要にいつでも対処できるよう、日々勉強しています。生徒のみなさん、この時流に乗って、ますます頑張りましょう!
※ちなみに朝日新聞のこの記事の写真、アカデミア内にあるスタジオでの収録風景です。
東北新社グループのスター・チャンネルにて、2月より放送予定の「ダウントン・アビー」の収録です。こちらもぜひ、吹き替え版でごらんください!