【映像翻訳】SST-G1って何?
2011年2月 3日 19:54
ある日の映像翻訳科の授業後の会話
学生A:先生、最近よくSSTって聞きますけど、それは何ですか?
教師:字幕翻訳をする時に使用するソフトです。2年目の研修科で
基本的な使い方は勉強しますよ。
学生B:ソフトですか?
教師:そう。PCで使用する字幕作成ソフト。作業をするのに必要な物は
そのソフトと画像データとPC。それにドングル。それだけです。
学生A&B:ドングル!?
教師:うーん。何て説明したらいいかな。フラッシュメモリーに似た形で
それをUSBにささないと作業ができないんだ。
学生B:それが自動で字幕を作ってくれるんですか?
教師:まさか! PC上で画を見ながら、タイミングデータを作り、
字幕の翻訳ができ、その入力した文字を画に載せて
すぐに見られるんだ。だらかストップウォッチがいらない、
画に合った翻訳がしやすい。字数も自動で計算してくれるから楽。
研修クラスで基本的な使い方を教えてます。
学生A:来年か~、早く使ってみたい。
学生B:私、HPに載ってるSSTを使った短期講座(http://www.vta.tfc.co.jp/topics/t_seminar_sst.html)を受講します!
教師:あれはまだ字幕を勉強したことがない人のための講座だよ。
操作を学ぶための講座じゃないんだ。
自分の作った字幕が映画みたいに、画に載ってみられたら楽しいでしょ?
それを味わってもらうための講座なんだ。
学生A:私の友達で4月から映像翻訳の勉強を始めようか迷っている人がいるので
その人に勧めてみます。
教師:ぜひそうして。来週から2月のクラスが始まるけど、まだ席に余裕があるから。
SSTはアメリカで開発されたソフトです。当初はバグは多いし、
日本語に特有な縦字幕は弱いし、便利だけど欠点が残るソフトでした。
そこで日本でSST-G1を開発しました。
高価なソフトなので、すぐに購入する必要はありません。本校ではPCルームで授業が行われていない時は、いつでもSST-G1が使用できる環境を整えています。
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