【スタッフこぼれ話】2014年劇場公開映画マイベスト10~前編~
2015年1月19日 20:20
皆さん2014年は何本くらい映画をご覧になりましたか?映像にかかわる限り、やはり映画は観なくてはなりません!
まもなくアカデミー賞の発表になりますが、突然ですがここで私(原)の2014年劇場公開映画マイベスト10を発表したいと思います。
リンク先はいずれも公式サイトです。
10.
ジャッジ!
広告代理店に勤める新人クリエイター太田喜一郎(妻夫木聡)は、熱意はあるが腕がなく、いつも空回りばかり。そんな彼がひょんなことから権威ある国際広告祭の審査員をすることになり、とあるCMを入賞させられなければ会社をクビになってしまう、という事態に陥ってしまったため、入賞を目指し審査員の根回しに奮闘する。
東北新社グループの二番工房が製作に大きく携わっています。凄まじい業界人オーラを放つ爆笑必至のキャラを演じる豊川悦司氏が最高です。ギラギラしていてやりたい放題の彼を見られただけでも、見てよかったなと思えました。
9. 新しき世界
http://www.atarashikisekai.ayapro.ne.jp/
韓国最大の犯罪組織に潜入している警察官のジャソン(イ・ジョンジェ)は潜入してすでに8年が経過しており、組織の中でも重要な地位にまでのし上がったものの、身も心も限界に達している。上司であるカン課長(チェ・ミンシク)に警察官に戻りたい旨訴えるが、タイミング悪く犯罪組織の会長が急死。チャンスとばかりに、カン課長は「新世界」と名付けた作戦を実行に移していく・・・。
潜入捜査ものの王道なストーリーですが、チープさのない重厚感と緊迫感、それを演出する音楽、人物象や人間関係もしっかり描かれていて物語に入り込みやすい。組織の兄貴分であるチョン・チョン(ファン・ジョンミン)と主人公ジャソンの兄弟関係の描写は胸熱。『インファナル・アフェア』や『フェイク』がお好きな方は是非。
8. ベイマックス
http://www.disney.co.jp/movie/baymax.html
両親を3歳の頃に亡くした主人公ヒロは現在14歳。天才的な頭脳の持ち主で、路地裏にあるロボット対戦の賭博場にこっそりとプレイヤーとして出入りする日々を過ごしている。将来の夢もなく才能を持て余している彼を見かねた兄タダシは、彼を自身の大学の研究室へ連れていき、それがきっかけでヒロも研究室に入りたいと強く思う様になる。しかし、謎の爆発事故に巻き込まれた最愛の兄であるタダシが亡くなり、ヒロは心を閉ざしてしまう。ある時突然タダシの作ったベイマックスというロボットが機動し、ヒロに話しかける・・・。
ディズニー作品ということもあり、ベイマックスというケアロボットと主人公ヒロの単なるほんわか感動ものかと思いきや、実はマーベルコミックのアメコミ作品が原案。原題は「Big Hero 6」、内容もヒーローものの映画にジャンル分けしてもいいくらいのもので、『アイアンマン』に近い印象。ただ、ベイマックスとヒロのコンビがとても可愛らしく、感動もあり、『ヒックとドラゴン』のような空を駆け巡るシーンの爽快感も◎。劇場ではベイマックスの可愛らしい仕草に、あちこちから何度もクスクス笑いが聞こえてきました。警察署のシーンでは、『アナと雪の女王』のハンス王子が指名手配犯として貼り出されている等、ディズニーものらしい隠し要素も有り。ベイマックスというキャラクターのコンセプトデザインはコヤマシゲトさんという日本人デザイナーが手掛けたようです。
7. あと1センチの恋
6歳からの幼馴染であるロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は青春時代をいつも一緒に過ごした友達以上恋人未満の間柄。二人はお互いの夢のために、高校を卒業したらイギリスの小さな町を抜け出して、アメリカのボストンにある大学へ一緒に進学しようと話していた。しかし、ロージーは高校のクラスの人気者と一夜を過ごし、妊娠してしまう。アレックスには秘密にしたまま、2人はボストンですぐに再開することを約束し、アレックスはボストンへと旅立っていく・・・。
ラストまで実に12年もの間すれ違い続けるのですが、内容は典型的なボタンの掛け違い恋愛映画。しかし、主演のリリー・コリンズの反則的な可愛さとサム・クラフリンの実直で爽やかなイケメン(もちろんマッチョ)ぷりが最高で、物語のテンポも良く、全体的におしゃれで洗練されており、とにかく観ていて心地よかったです。
6.
ウルフ・オブ・ウォールストリート
http://www.wolfofwallstreet.jp/
26歳で証券会社を設立、年収4900万ドル(約49億円)を稼ぎ出し、10年間の栄光の果てに、36歳で楽園を追放された男、ジョーダン・ベルフォート。ウォール街の数ある豪快な伝説のなかでも特別スケールの大きな、彼の半生を描いた物語。
下品でおバカな描写が多いのでR指定の作品です。ジャブジャブ溢れてくるお金を湯水のごとく、遠慮無くド派手に使い倒します。さすがマーティン・スコセッシ監督、おバカ描写がもうかなりのレベルで、70歳を超えているだなんてとても信じられません。ディカプリオの相方役のジョナ・ヒルが良い味を出していて、チョイ役のマシュー・マコノヒーもかなりのインパクトを残します。ラスト間際のディカプリオのスピーチは圧巻。ディカプリオ出演作の中でも1、2を争うくらいに好きな映画になりました。
以上、10~6位を発表したところで、今回はここまで!
また近いうちに5~1位をアップします!